日本研究所研究員ムスタツェア・アレクサンドラが執筆した章 「The Reception of Clavell’s Shōgun: Fantasizing about Japan in Communist Romania」を収録した『Literary and Artistic Japan behind the Iron Curtain』(Irina Holca, George Sipos 編)が、Routledge社より9月30日に刊行されました。 The volume Literary and Artistic Japan behind the Iron Curtain (Routledge, published on September 30, 2025) includes a chapter by Alexandra Mustatea – a member of the Research Institute for Japanese Studies …
Author: mustatea-a@kanda.kuis.ac.jp
「青淵」令和7年10月 第919号 (2025年10月)掲載
「青淵」令和7年10月 第919号 (2025年10月)掲載 渋沢栄一と井上馨 : 幻の井上内閣の実相 町田明広(神田外語大学教授) 【p.3-5】 ご購入はこちら
町田明広編『幕末維新史への招待 全国諸藩編』刊行
日本研究所の町田明広教授が編集した新刊『幕末維新史への招待 全国諸藩編』が2025年9月25日に山川出版社より刊行されました。 町田明広教授は日本近現代史(明治維新史)を専門とし、本学の附属研究機関「日本研究所」の所長も務めています。本書は「幕末維新史への招待」シリーズの第3弾として位置づけられるもので、朝廷・幕府・諸藩の関係が刻一刻と変化した幕末維新期を、全国19藩の動向から描き出したものです。中央政府主導の出来事に注目しがちなこれまでの歴史像に対し、各藩が直面した葛藤や意思決定に光を当てることで、政治史の全体像を立体的に再構築します。こうした地域の視点を重視したアプローチは、今年5月に刊行された『幕末維新史への招待 国際関係編』とも呼応するものであり、国内外の視座を往還しながら明治維新を多角的に読み直す試みです。 プレスリリース(続)はこちら 山川出版社のHPはこちら ご購入はこちら(Amazon.co.jp) *** 目次: はじめに――個別研究の時代から全体を結ぶ「論」の構築へ 町田明広 序章【幕末前史】朝廷・幕府と諸藩の関係史 町田明広 第1部 親藩・譜代大名編 1 章【水戸藩】「尊王攘夷」の虚と実、その光と影 由波俊幸 2 章【尾張藩】「親藩」としての行動を体現した新政府への参加 藤田英昭 3 章【会津藩】朝幕関係の「濾過装置」がもった政治的影響力の実態 白石 烈 4 章【福井藩】近代日本のミドルクラスを醸成した教育改革 熊澤恵里子 5 章【長岡藩】公武合体を見据えた「中立」という選択 小川和也 6 章【彦根藩】井伊直弼の名誉回復を願って結束した中下士層 野田浩子 7 章【加賀藩】徳川家との親疎関係が招いた、一貫した「正義」への誤解 宮下和幸 第2部 西南雄藩編 8 章【芸州藩】薩長と並ぶ倒幕の中心は、なぜ新政府で影を潜めたのか 三宅紹宣 9 章【長州藩】王政復古史観により創られた「過激派」イメージの検証 道迫真吾 10 章【土佐藩】真の主役・山内容堂に光をあててみえてくるもの 家近良樹 11 章【対馬藩】日朝通交と幕末政治史はどうリンクしたのか 松本智也 12 章【福岡藩】藩政を左右した藩主と家臣の複雑な関係性 高山英朗 13 章【佐賀藩】新政府中枢の一角は、ほんとうに倒幕勢力だったのか 大庭裕介 …
神田佐野文庫企画展 「西周と幕末洋学の転換」開催(2025年11月5日~14日)
ペリー来航(1853)によって開国(1854)を決断した幕府は、軍事力増強と西洋文明導入のため、長崎海軍伝習を開始し(1855)、 本格的な西洋研究機関・蕃書調所( ばんしょしらべしょ)を設立(1856)しましたが、当初、蕃書調所の教官は蘭学者ばかりでした。 蕃書調所で蘭学から英学への転換を最初に実践したのは、安政4年(1857)5月に採用された西周助でした。 のちの明治啓蒙思想家・西周( にし・あまね)です。本企画展では、神田佐野文庫の関係資料により、 蘭学から英学へと転換した幕末洋学の諸相を考察します。 ポスター
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町田明広編『幕末維新史への招待 国際関係編』刊行
日本研究所の町田明広教授が編集した新刊『幕末維新史への招待 国際関係編』が2025年5月20日(火)に刊行されました。町田明広教授の専門は日本近現代史(明治維新史)であり、本学の附属研究機関である日本研究所の所長も務めています。欧米列強や東アジア諸国の動向、さらには福沢諭吉や密航留学生といった人物の視点から幕末・明治維新期を捉え直すことで、従来の日本中心の歴史像に新たな光を当てる一冊です。町田明広教授の卓越した専門知識と研究成果が結集された『幕末維新史への招待 国際関係編』は、歴史に興味をもつ多くの読者に、幕末の複雑な出来事とその影響を理解する手助けとなるでしょう。 プレスリリース:https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/news/424074/ 山川出版社:https://onlineshop.yamakawa.co.jp/product/15252
2025年9月19日〜2026年7月31日・第4回神田佐野文庫常設展示「西周、英学の開拓者」開催
第4回神田佐野文庫常設展示「西周、英学の開拓者」開催決定 附属図書館主催 監修:松田清(日本研究所客員教授) 日時:2025年9月19日〜2026年7月31日 10:00〜16:00 場所:3号館1階展示スペース 事前申込不要・参加費無料・一般来場歓迎 *** 本展示では、オランダ留学以前、西周が安政3年(1856)に設置された幕府の洋学研究機関「蕃書調所」において、英学の開拓者として果たした大きな役割に注目し、神田佐野文庫所蔵の貴重資料7点の複製を通して、蘭学から英学への転換期における洋学の諸相を考察します。 パンフレットはこちらへ:第4回神田佐野文庫常設展示「西周、英学の開拓者」
メンバー活動報告:2025年日本選挙に関する国際メディア出演
日本研究所のJeffrey Hall研究員が、2025年の(日本の)選挙について、BBCニュース及びDW (Deutsche Welle)からインタビューを受け、解説を行いました。 BBCニュースのクリップはこちら DWのクリップはこちら Our institute member, Dr. Jeffrey Hall, was recently featured in both BBC News and Deutsche Welle (DW) as a commentator on Japan’s latest parliamentary elections. Watch the BBC segment here. Watch the DW clip here.
研究所ニューズレター第8号発行
本学附属研究所(言語教育研究所、日本研究所、グローバル・コミュニケーション研究所、学習者オートノミー教育研究所)が合同で編集するニューズレターの第8号を発行しました。 今号では、 【学習者オートノミー教育研究所(RILAE)】最近の研究所活動特集 【日本研】町田明広先生編 新刊『幕末維新史への招待 国際関係編』刊行のお知らせ 【言語研・日本研・GCI・RILAE】2024年度研究所紀要 【日本研イベント】附属図書館神田佐野文庫 第4回常設展示(開催予告) を掲載しています。 このニューズレターを通して、「研究」の視点から本学の情報を発信しています。 附属研究所ニューズレター第8号
『日本研究所紀要』第17号刊行
日本研究所は『神田外語大学日本研究所紀要』17号を刊行しました。 オンライン掲載された論文はこちらからご覧になれます。
研究所ニューズレター第7号発行
本学附属研究所(言語教育研究所、日本研究所、グローバル・コミュニケーション研究所、学習者オートノミー教育研究所)が合同で編集するニューズレターの第7号を発行しました。 今号では、 【日本研】プロジェクト研究の成果 近刊のご案内『日本広東学習新語書の研究』を掲載しています。 詳細はこちら
研究所ニューズレター第6号発行
本学附属研究所(言語教育研究所、日本研究所、グローバル・コミュニケーション研究所、学習者オートノミー教育研究所)が合同で編集するニューズレターの第6号を発行しました。 今号では、「所員・運営委員の先生に聞く! 研究テーマ【Jeffrey Hall先生、高橋麻奈先生】」「学習者オートノミー教育研究所(RILAE)最近のイベント&出版物紹介」「GCI・日本研 講演会報告」「日本研 第3回神田佐野文庫常設展示【終戦後の英語ブーム】のご案内」を掲載しています。 このニューズレターを通して、「研究」の視点から本学の情報を発信しています。 詳細はここ
メンバー活動報告:ENOJP会長に就任
当研究所のアレクサンドラ・ムスタツェア研究が、2024年9月にEuropean Network of Japanese Philosophy (欧州日本哲学ネットワーク)会長に選出されました。 ENOJP公式サイト:https://enojp.org *** In September 2024, our institute member, Dr. Alexandra Mustatea, was elected President of the European Network of Japanese Philosophy (ENOJP). The ENOJP is an international academic organization that aims to support and promote scholarship on Japanese philosophy in European languages. More about ENOJP here.
2024年11月6日(水)~15日(金)神田佐野文庫企画展 「洋学単語帳にみる異文化交流」開催(事前申込不要・参加費無料)
神田佐野文庫企画展 「洋学単語帳にみる異文化交流」 私たちは外国語を学ぶとき単語を覚えます。実は「単語」は江戸時代にオランダ語のエンケルウォールト(enkel woord)の訳語として生まれました。外国語の単語に与えられた訳語の変遷から、私たちは異文化交流の歴史を知ることができます。本展示では、神田佐野文庫から、長崎のオランダ通詞たちの単語帳、蘭書翻訳に従事した蘭学者たちの単語帳や辞書、文明開化期の英単語帳など、関係資料29点を選び、異文化交流の諸相を考察します。 *** 同時開催 事前申込不要・参加費無料・一般来場歓迎 【展示会】附属図書館主催 日時:2024年11月6日(水)~15日(金)10:00~16:00 場所:附属図書館 展示室※日曜日は休館 【講演会】日本研究所主催 日時:2024年11月6日(水) 13:10~14:40(3限) 場所:7号館2階 クリスタルホール 《監修・講師》 神田外語大学日本研究所客員教授 京都大学名誉教授 松田 清 先生 詳細: https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/news/397391/
第3回神田佐野文庫常設展示「終戦後の英語ブーム」開催
「終戦後の英語ブーム」 概要 2024年9月20日(金)~2025年7月31日(木) 平日10:00~16:00 会 場:神田外語大学附属図書館 展示室(神田外語大学3号館1階/千葉県千葉市美浜区若葉1丁目4−1) 監 修:松田 清(神田外語大学 日本研究所客員教授、京都大学名誉教授) ペリー来航(1853年)によって海防が叫ばれ、オランダ語ブームが起きました。最初の英語ブームは明治初年の文明開化期でした。日本の近代化の成果は昭和20(1945)年の敗戦によって崩壊し、昭和20(1945)年9月8日の連合国軍進駐とともに、2回目の英語ブームが到来しました。 本展示では神田佐野文庫の資料から、以下の17点を複製し、終戦後の英語ブームを紹介します。(カッコは発行年月日) 1 英訳戦陣訓(昭和16年6月16日) 2 English-Japanese phrase card. ( May 1945.昭和20) 3 日米会話手帳(昭和20年10月3日) 4 日本語英語商品名早わかり表(昭和20年10月10日) 5 ラジオテキスト実用英語会話(昭和20年11月 1日) 6 ラジオテキスト英語会話No.1(昭和21年 2月 1日) 7 日英米ポケット会話( 昭和20年11月10日) 8 ポケット米日会話(昭和20年11月20日) 9 速成日米会話(昭和20年12月15日) 10 英語会話必携(昭和20年12月20日) 11 フクチャンABC(昭和21年 3月20日) 12 日米エホン(昭和21年 4月 7日) 13 少国民の英単語(昭和21年 4月10日) 14 ハル ナツ アキ フユ(昭和21年 5月15日) 15 ガリバー旅行記(昭和21年 9月30日) 16 ラジオテキスト基礎英語No.1(昭和22年 4月 1日) 17 とても面白い英語すごろく(刊年不明) 神田外語大学日本研究所客員教授 松田 清 1947年愛知県生まれ。京都大学名誉教授。研究分野は、日本洋学史、日欧知識交流史、書誌学、近世京都学。主な著書に『洋学の書誌的研究』(臨川書店、1998年)、『訓読豊後国志』(共編、思文閣出版、2018年)、『京の学塾(まなびや)山本読書室の世界』(京都新聞出版センター、2019年)などがある。 詳細:https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/alumni/blog/2024/10/02/kandasanobunko_exhibition/ チラシ(PDF)第3回神田佐野文庫常設展示「終戦後の英語ブーム」
6TH ASIAN PHILOSOPHICAL TEXTS CONFERENCE
The 6th Asian Philosophical Texts Conference (“Asian Philosophies and Literatures”) Date: July 29-30, 2024 (hybrid, GMT+1 time zone) Venue: University of Edinburgh This year’s theme: ‘Asian Philosophies and Literatures’ Program: APT program July 29-30 For the Zoom link, please contact asianphiltexts[at]gmail.com. This conference aims to provide a platform for scholars in the field of Asian …
『神田外語大学日本研究所紀要』16号刊行
日本研究所は『神田外語大学日本研究所紀要』16号を刊行しました。 オンライン掲載された論文はこちらからご覧になれます。 目次(日本語版) Table of Contents (English)
Asian Philosophical Texts 5
This year, we had the pleasure of hosting the Asian Philosophical Texts conference here at Kanda University again. This conference is the product of a collaborative endeavor between our Center, Akita University,and the University of Edinburgh. Philosophers from all over the world joined us in person and online, presenting their research on Asian philosophical texts …
Call for Papers: 5th Asian Philosophical Texts Conference
This conference aims at providing a platform for scholars in the field of Asian Studies and world philosophies to discuss and reflect on the task of translating Asian philosophical texts (in the broadest sense) into Western languages. This includes – but is not limited to – Chinese, Cambodian, Indian, Japanese, Korean, Mongolian, and Vietnamese philosophical …