神田佐野文庫企画展 「洋学単語帳にみる異文化交流」 私たちは外国語を学ぶとき単語を覚えます。実は「単語」は江戸時代にオランダ語のエンケルウォールト(enkel woord)の訳語として生まれました。外国語の単語に与えられた訳語の変遷から、私たちは異文化交流の歴史を知ることができます。本展示では、神田佐野文庫から、長崎のオランダ通詞たちの単語帳、蘭書翻訳に従事した蘭学者たちの単語帳や辞書、文明開化期の英単語帳など、関係資料29点を選び、異文化交流の諸相を考察します。 *** 同時開催 事前申込不要・参加費無料・一般来場歓迎 【展示会】附属図書館主催 日時:2024年11月6日(水)~15日(金)10:00~16:00 場所:附属図書館 展示室※日曜日は休館 【講演会】日本研究所主催 日時:2024年11月6日(水) 13:10~14:40(3限) 場所:7号館2階 クリスタルホール 《監修・講師》 神田外語大学日本研究所客員教授 京都大学名誉教授 松田 清 先生 詳細: https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/news/397391/
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第3回神田佐野文庫常設展示「終戦後の英語ブーム」開催
「終戦後の英語ブーム」 概要 2024年9月20日(金)~2025年7月31日(木) 平日10:00~16:00 会 場:神田外語大学附属図書館 展示室(神田外語大学3号館1階/千葉県千葉市美浜区若葉1丁目4−1) 監 修:松田 清(神田外語大学 日本研究所客員教授、京都大学名誉教授) ペリー来航(1853年)によって海防が叫ばれ、オランダ語ブームが起きました。最初の英語ブームは明治初年の文明開化期でした。日本の近代化の成果は昭和20(1945)年の敗戦によって崩壊し、昭和20(1945)年9月8日の連合国軍進駐とともに、2回目の英語ブームが到来しました。 本展示では神田佐野文庫の資料から、以下の17点を複製し、終戦後の英語ブームを紹介します。(カッコは発行年月日) 1 英訳戦陣訓(昭和16年6月16日) 2 English-Japanese phrase card. ( May 1945.昭和20) 3 日米会話手帳(昭和20年10月3日) 4 日本語英語商品名早わかり表(昭和20年10月10日) 5 ラジオテキスト実用英語会話(昭和20年11月 1日) 6 ラジオテキスト英語会話No.1(昭和21年 2月 1日) 7 日英米ポケット会話( 昭和20年11月10日) 8 ポケット米日会話(昭和20年11月20日) 9 速成日米会話(昭和20年12月15日) 10 英語会話必携(昭和20年12月20日) 11 フクチャンABC(昭和21年 3月20日) 12 日米エホン(昭和21年 4月 7日) 13 少国民の英単語(昭和21年 4月10日) 14 ハル ナツ アキ フユ(昭和21年 5月15日) 15 ガリバー旅行記(昭和21年 9月30日) 16 ラジオテキスト基礎英語No.1(昭和22年 4月 1日) 17 とても面白い英語すごろく(刊年不明) 神田外語大学日本研究所客員教授 松田 清 1947年愛知県生まれ。京都大学名誉教授。研究分野は、日本洋学史、日欧知識交流史、書誌学、近世京都学。主な著書に『洋学の書誌的研究』(臨川書店、1998年)、『訓読豊後国志』(共編、思文閣出版、2018年)、『京の学塾(まなびや)山本読書室の世界』(京都新聞出版センター、2019年)などがある。 詳細:https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/alumni/blog/2024/10/02/kandasanobunko_exhibition/ チラシ(PDF)第3回神田佐野文庫常設展示「終戦後の英語ブーム」
2021年3月 国際日本文化研究センター・神田外語大学・島津製作所 創業記念資料館 共催オンライン企画展「明石博高と島津源蔵-京の近代科学技術教育の先駆者たち-」
国際日本文化研究センター(京都市)、神田外語大学、株式会社島津製作所 創業記念資料館(京都市)の3機関が産学連携のもと、2021年3月下旬から「明石博高と島津源蔵-京の近代科学技術教育の先駆者たち-」と題しオンライン企画展を共催します。本企画展は、明治前半期に京都府の教育・医療・殖産興業政策を主導した医師、明石博高(1839~1910)と、明治8年(1875)に島津製作所を創立し教育用理化器械製造で成功した島津源蔵(1839~1894)に焦点を当て、関係資料150点を国際日文化研究センターのWEBサイトで公開するものです。神田外語大学は同大の日本研究所客員教授であり、京都大学名誉教授の松田清氏による監修のもと、神田佐野文庫/若林正治コレクションから精選した貴重文献資料38点を出展します。当初、島津資料館において本展を開催する予定でしたが、コロナ禍により同資料館での開催が中止となったため、開催と併せて制作した図録の内容をもとにオンライン企画展のコンテンツを制作し、この度公開することとなりました。オンライン展示はこちらからご覧いただけます。
2019年11月14日 神田外語大学にて講演会「長崎屋宴会図を読む」(日本研究所主催)を開催しました
2019年11月14日 、日本研究所は神田外語大学にて日本研究所客員教授松田清先生による講演会「長崎屋宴会図を読む」を開催しました。 詳細はこちらよりご覧いただけます。
11月14日(木)、神田外語大学にて講演会「長崎屋宴会図を読む」(日本研究所主催)が行われました
11月14日(木)、神田外語大学にて講演会「長崎屋宴会図を読む」(日本研究所主催)が行われました。 詳細はこちらよりご覧ください。
2019年11月1日~14日 本学神田佐野文庫企画展「長崎屋の二階 ―シーボルト以前の蘭学開花―」が開催されました
2019年11月1日(金)~14日(木)、本学神田佐野文庫企画展「長崎屋の二階 ―シーボルト以前の蘭学開花―」が本学図書館グループ室5にて開催されました。 1823年に来日したシーボルトが日本研究に大きな成果を上げられたのは、文政期(1818~1829)に通詞や蘭学者の語学力が飛躍的に向上し、江戸・大阪・京都など各地に蘭学知識やオランダ趣味が流行していたからです。 オランダ商館長一行の定宿であった日本橋の長崎屋は、とりわけ文政期に日蘭文化交流の拠点となりました。本展示では、長崎屋の二階を描いた新資料「長崎屋宴会図」(文政5年 1822、桂川甫賢筆)を中心に、シーボルト来日以前の蘭学開花に光をあてます。 本展示に関連して展示監修者である松田 清先生による講演会も開催しました。 主催: 本学日本研究所 講演者:松田 清(日本研究所客員教授) 主題:「長崎屋宴会図を読む」 日時: 11月14日(木)16:30~18:00 会場: 神田外語大学4号館4-101教室 (事前申し込み不要、参加費無料、一般来場歓迎)
Meiji 150: Commemorative Exhibition of the Kanda-Sano Bunko Collection “Images and Words in the Documents – From Edo to Meiji”
2018年11月1日~16日、当大学図書館にて神田佐野文庫(神田外語大学附属図書館蔵)貴重書にかかわる展示、明治150年 神田佐野文庫公開記念 洋学貴重資料にみる絵と言葉―江戸から明治へ―」を開催しました。詳細はこちらをご覧ください。