11月14日(木)、神田外語大学にて講演会「長崎屋宴会図を読む」(日本研究所主催)が行われました。 詳細はこちらよりご覧ください。
Author: ishizaki-a
2019年11月1日~14日 本学神田佐野文庫企画展「長崎屋の二階 ―シーボルト以前の蘭学開花―」が開催されました
2019年11月1日(金)~14日(木)、本学神田佐野文庫企画展「長崎屋の二階 ―シーボルト以前の蘭学開花―」が本学図書館グループ室5にて開催されました。 1823年に来日したシーボルトが日本研究に大きな成果を上げられたのは、文政期(1818~1829)に通詞や蘭学者の語学力が飛躍的に向上し、江戸・大阪・京都など各地に蘭学知識やオランダ趣味が流行していたからです。 オランダ商館長一行の定宿であった日本橋の長崎屋は、とりわけ文政期に日蘭文化交流の拠点となりました。本展示では、長崎屋の二階を描いた新資料「長崎屋宴会図」(文政5年 1822、桂川甫賢筆)を中心に、シーボルト来日以前の蘭学開花に光をあてます。 本展示に関連して展示監修者である松田 清先生による講演会も開催しました。 主催: 本学日本研究所 講演者:松田 清(日本研究所客員教授) 主題:「長崎屋宴会図を読む」 日時: 11月14日(木)16:30~18:00 会場: 神田外語大学4号館4-101教室 (事前申し込み不要、参加費無料、一般来場歓迎)
2019年9~10月神田外語大学付属所蔵「長崎屋宴会図」が新聞各紙に掲載されました
2019年9月~10月、神田外語大学附属図書館が近日購入した絵画「長崎屋宴会図」(神田佐野文庫)が新聞各紙(読売新聞、長崎新聞、佐賀新聞、中日新聞など)にて報道されました。 掲載記事は以下のリンク先よりご覧いただけます。 Part 1 Part 2
2019年9月27日 日本研究所が後援する観世流シテ方能楽師新井麻衣子先生、アジア言語学科上野太祐本学専任講師による講演会「御代を寿ぐお能」が開催されました
2019年9月27日、ミレニアムホールにて講演会「御代を寿ぐお能」が開催されました(日本研究所、ミレニアムハウス後援)。 講師 新井麻衣子先生(観世流シテ方能楽師)、上野太祐先生(神田外語大学アジア言語学科専任講師 日時 2019年9月27日 2限(10:40-12:10) 会場 神田外語大学5号館ミレニアムホール
2019年9月10日 神田外語大学日本研究所、ブリュッセル自由大学共催 2nd Asian Philosophical Texts Conferenceが開催されました
2nd Asian Philosophical Texts Conferenceは、2019年9月10日 、神田外語大学にて開催されました。本学会は、神田外語大学日本研究所とブリュッセル自由大学東アジア研究センターの協定締結後二度目、日本では初の開催でした。日本、ベルギーのみならず、インド、ルーマニアなど各国から研究者が集まり、さらには一般参加者も加わり、日本を中心とするアジアの「哲学」をめぐる白熱した議論が交わされました。 Niladri Das氏は、伝統的なウパニシャッドの哲学体系を踏まえ、”Tranquillity”の観念について報告されました。われわれが日ごろ実体として認めるものが実は虚妄であるとするインドの思索の深みに触れました。 Niladri Das氏(Jadavpur University Kolkata, India) Alexandra Mustățea氏は、山鹿素行の「士」概念の重層性や背景を翻訳する際にぶつかった問題について触れました。西洋のknightと日本の武士との差異に加え、中国の儒教的価値を多分に含んだ素行の「士」概念を翻訳することの難しさは、見落とされがちな課題と言えます。 Alexandra Mustățea 氏(Toyo University; Temple University Japan Campus, Japan) 本学講師上野太祐氏は、世阿弥の能楽論の稽古の過程にひそむ自己意識の変容について発表されました。自己の揺らぎに焦点を当てた世阿弥能楽論の読み解きは、参加者の関心を惹きつけておりました。 上野太祐氏(神田外語大学アジア言語学科) Roman Paşca氏は、安藤昌益のテキストにみえる術語の複層的説明をいかに翻訳するか、という観点から、日本思想の翻訳の難しさを具体的に示されました。ある思想家の思想を翻訳しようとする試み自体が、すでに哲学であるという言葉は印象的でした。 Roman Paşca氏(Kyoto University, Japan) Jordanco Sekulovski氏(Temple University Japan Campus, Japan)は、根源的次元において日本人のふるまいや発想を規定している型について議論されました。日常の奥深くに潜っている型が、実は和辻哲郎の間柄としての倫理に結び付いていくという視角は非常に刺激的でした。 Douglas Atkinson氏(Vrije Universiteit Brussels, Belgium)は私小説をめぐる柄谷行人とその周辺の豊かな議論と近代小説の問題を明らかにしました。哲学研究が文学研究へと接続し、両者が一体で論じられていく大変視野の広い有意義な成果でした。 日本開催ということもあり、多くは日本をめぐる研究でした。しかし、日本の思想のなかにアジア・ヨーロッパ諸地域の思想が深く入り込んでいること、裏返せば、日本の思想がアジア「哲学」への通路たりうることを自覚できた点は、収穫と言えます。ここで報告された成果は、将来的に書籍 Asian Philosophical …
2019年11月2日 日本研究所松田清客員教授の講演会が中之島香雪美術館にて開催されました
2019年11月2日(土)、日本研究所客員教授 松田清先生の講演会が大阪市の中之島香雪美術館にて開催されました。 詳細はこちらからご覧ください。
2019年10月、町田明広准教授著『新説 坂本龍馬』が刊行されました
2019年10月7日、神田外語大学日本研究所所属の町田明広准教授著、最新刊『新説 坂本龍馬』が株式会社集英社インターナショナルより発売されます。本書は、従来の龍馬に関わる数々の通説を検証し直し、過大評価された部分や気づかれていなかった龍馬の功績、行動に焦点を当て、当時の一次史料だけを元に考察した新たな龍馬像を提示します。坂本龍馬の功績を再確認する新説本です。 ◆書籍情報 書 名 新説 坂本龍馬 著 者 町田明広(まちだあきひろ) 発 行 集英社インターナショナル 発売元 同上 体 裁 新書版 272 ページ 価 格 900 円+税(税込 990 円) 発 売 全国書店 発売日 2019 年 10 月 7 日(月) (ISBN:978-4-797-68045-4)
2019年8月4日 日本研究所櫻庭美咲講師による講演会「フランス宮廷の装飾芸術セーヴル磁器 ―18世紀ロココから新古典主義様式へ―」がヤマザキマザック美術館で開催されました
2019年8月4日、名古屋市のヤマザキマザック美術館にて、本校日本研究所櫻庭美咲専任講師による講演会「フランス宮廷の装飾芸術セーヴル磁器 ―18世紀ロココから新古典主義様式へ―」が開催予定されました。 当日の模様はこちらからご覧いただけます。 フランソワ・ブーシェ《アウロラとケファロス》1745年
2019年6月20日 日本研究所主催「世界の中の日本第7回」講演会 「文化外交の視点から見た日本文化の価値創出― フランスにおける日本文化の事例~伝統文化からサブカルチャー 」が開催されました
2019年6月20日、日本研究所主催による連続講演会企画「世界の中の日本第7回」講演会が開催されました(於:神田外語大学クリスタルホール、共催:ポーラ伝統文化振興財団・ヒストリーデザイン)。 ヨーロッパでは、日本のサブカルチャー、なかでもとりわけマンガやアニメの人気が高く、その流行は幅広い層に広がり定着した感があります。講演者にお迎えした増田是人氏は、外務省大臣官房戦略的対外発信拠点室首席事務官という政府の立場から、特にフランスを舞台に展開されたジャパンエキスポやジャポニスム展など、海外に日本文化を広める活動に長年携ってきたエクスパートです。 講演者:増田是人氏(外務省大臣官房戦略的対外発信拠点室 首席事務官) 今回は、昨年開催された「ジャポニスム2018」展の紹介を中心に、その立案から苦労話など舞台裏談も交えた貴重なお話をいただきました。また、講演後に学生・教員と増田氏とのディベートが行われ、外務省による国際交流イベント企画や外交に関す、活発な議論も交わされました。 日仏友好160周年記念に当たる昨年の7月にパリで開幕した日本文化の祭典「ジャポニスム2018:響き合う魂」展は、約40億円を投じ、伝統芸能にアート、食文化など幅広いジャンルを約8カ月にわたり紹介する興味深いものでした。数えきれないほど多くの多様な美術展や舞台公演、料理等の関連イベントが行われ、350万人を超える観客が動員されました。パリ市民の数は220万人ですから、その反響は驚嘆すべきものと云えましょう。 特に集客を集めた展覧会トップ3は、現代美術家集団TeamLabによる「境界のない世界」展(約30万人入場・2018年5-9月)、「安藤忠雄―挑戦」展(約17万人入場・2018年10-12月)、「Enfance/こども時代」展(約11万人入場・2018年6-9月)。いずれも現代芸術に焦点を当てたものです。7万5千人を集めた江戸時代絵画の「若冲―動植綵絵を中心に」展は、盛んにメディアで報道され、大変な話題となりました。また、国宝6件が出品された「縄文―日本における美の誕生」展といった文化庁主催の主力企画や、相撲や宝塚といった廃案となった計画の経緯も紹介され、国際的なイベント企画の困難についても学ぶことができました。 ところで、ジャポニスム展の立案者は、昨年亡くなった俳優の津川雅彦氏であったそうです。広報大使を務めた香取慎吾氏の個展も開かれるなど、ジャンルや伝統、時代性にとらわれぬ、権威とソフトカルチャーの両極が生かされた包括性も圧巻といえます。こうした総合性は、多面性と奥行きをもった日本文化の真の姿を伝えるには重要な要素と伝えるでしょう。 型にはまらぬ国際イベントを数多く手掛けてこられた増田氏の卓越した組織力、そしてなによりも「情熱」に感嘆した、有意義な講演会でした。 主催者挨拶:櫻庭美咲氏(神田外語大学日本研究所 専任講師) 主催者挨拶:小泉優莉菜氏(公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団学芸員) 司会:久保健治氏(株式会社ヒストリーデザイン代表)
2019年5月、櫻庭美咲講師共著『中近世陶磁器の考古学 第十巻』が刊行されました
2019年5月25日刊行『中近世陶磁器の考古学 第十巻』(雄山閣)に、本研究所講師櫻庭美咲著論文「神聖ローマ帝国諸侯の磁器陳列室にみる政治性と日本の表象―ブランデンブルク=プロイセンおよびザクセンの事例を中心に―」が掲載されました。本書は、わが国の陶磁史研究の研究者等による学術論集であり、中~近世陶磁器にかかわる最新の研究動向を伝えるものです。本書について、詳しくはこちらよりご覧ください。
2018年12月14日 日本研究所櫻庭美咲専任講師による講演会「ドイツにおける伊万里焼の収集と磁器陳列室の流行」が開催されました(日本研究所主催)
2018年12月14日、日本研究所主催講演会「ドイツにおける伊万里焼の収集と磁器陳列室の流行」(櫻庭美咲専任講師)が開催されました。講演内容についてはこちらよりご覧いただけます。(Foto: Zwinger Palace in Dresden, Germany)
2018年11月15日 日本研究所松田清客員教授による神田佐野文庫所蔵貴重書に関する講演会が開催されました
2018年11月15日、日本研究所は神田佐野文庫所が所蔵する洋学関係貴重書にかかわる講演会(講師:松田清客員教授)を主催しました。開催に関する詳細はこちらのリンクにてご覧ください。講演内容は、こちらからご覧いただけます。
2019年3月、櫻庭美咲講師共著『異文化を伝えた人々 19世紀在外日本コレクション研究の現在』が刊行されました
2019年3月31日刊行『異文化を伝えた人々 19世紀在外日本コレクション研究の現在』(大学共同利用機関法人 人間文化研究機構国立歴史民俗博物館編、臨川書店)に、本研究所講師櫻庭美咲著論文「神聖ローマ帝国諸侯の磁器陳列室―シーボルト・コレクションとの関連をふまえて―」が掲載されました。本書は、国立歴史民俗博物館を中心とする研究チームと在外日本コレクションの調査等に携わってきた国内外の研究者等による学術論集であり、日本文化を伝えた様々な人々と日本コレクション形成の動向、日本文化受容の実像に迫るものです。詳しくはこちらをご覧ください。
2019年3月31日『日本研究所紀要』第11号を刊行しました
神田佐野文庫所蔵資料「彩色ジャワ植物図譜」が新聞掲載されました
2018年12月17日、神田佐野文庫所蔵「彩色ジャワ植物図譜」に関する記事が新聞各紙(山陽新聞、神戸新聞、長崎新聞等)に掲載されました。 掲載記事はこちらをご覧ください。
2018年11月 企画展「洋学貴重資料にみる絵と言葉」が新聞掲載されました
2018年11月、企画展「洋学貴重資料にみる絵と言葉」および本学神田佐野文庫が所蔵するポンぺ・ファン・メールデルフォールトによる解剖学の講義録に関する記事が新聞各紙(朝日新聞、読売新聞等)に掲載されました。 掲載記事はこちらからご覧ください。
2018年12月、町田明広准教授著『薩長同盟論―幕末史の再構築』が刊行されました
2018年12月13日、日本研究所副所長の町田明広准教授による新著『薩長同盟論―幕末史の再構築』が刊行されました。 文久2年から慶応2年までの4年間、激動の時代における情勢を一次史料から読み解き、幕末史をリアルに再構築して描きだした一冊です。詳細はプレスリリースにてご覧ください。
2018年11月、櫻庭美咲講師共著『17世紀 オランダ美術と 〈アジア〉』が刊行されました
2018年11月30日刊行『17世紀 オランダ美術と 〈アジア〉』(幸福輝編、中央公論美術出版)に本研究所専任講師櫻庭美咲著論文「オラニエ=ナッソウ家の磁器収集と陳列の諸相」が掲載されました。本書は、本書は、17世紀オランダにおける異文化受容の問題、特にアジア、中でも日本や中国を中心にした東アジアの美術や文化がオランダでどのような意味をもっていたのか、オランダの人々の東方へのまなざしがどのようなものであったのかを探る試みるものです。櫻庭は、本論文によりオランダ発祥とされてきた東洋磁器を用いた磁器陳列室創出の経緯について論じています。詳しくはこちらをご覧ください。
Visit of a delegation from the East Asian Studies Research Center, Université libre de Bruxelles
2018年11月19日(月)、ベルギーのブリュッセル自由大学の訪問団3名が本学に来校されました。詳しくはこちらをご覧ください。Please refer to this link for details.
Meiji 150: Commemorative Exhibition of the Kanda-Sano Bunko Collection “Images and Words in the Documents – From Edo to Meiji”
2018年11月1日~16日、当大学図書館にて神田佐野文庫(神田外語大学附属図書館蔵)貴重書にかかわる展示、明治150年 神田佐野文庫公開記念 洋学貴重資料にみる絵と言葉―江戸から明治へ―」を開催しました。詳細はこちらをご覧ください。