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上野太祐、Bushido: the Essence of Devotion (Routledge, 2024)

日本研究所研究員上野太祐が執筆した章「Bushido: the Essence of Devotion」は、立花幸司氏編集の 『Alternative Virtues』(Routledge, 2024)に収録されています。『葉隠』と西洋中世の騎士道の徳を「尽くす(devotion)」ことの内実の差に注目して比較した内容です。 購入および詳細はこちら

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Mustatea (article), The Reception of Clavell’s Shōgun: Fantasizing about Japan in Communist Romania

日本研究所研究員ムスタツェア・アレクサンドラが執筆した章 「The Reception of Clavell’s Shōgun: Fantasizing about Japan in Communist Romania」を収録した『Literary and Artistic Japan behind the Iron Curtain』(Irina Holca, George Sipos 編)が、Routledge社より9月30日に刊行されました。 The volume Literary and Artistic Japan behind the Iron Curtain (Routledge, published on September 30, 2025) includes a chapter by Alexandra Mustatea – a member of the Research Institute for Japanese Studies …

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町田明広編『幕末維新史への招待 全国諸藩編』刊行

日本研究所の町田明広教授が編集した新刊『幕末維新史への招待 全国諸藩編』が2025年9月25日に山川出版社より刊行されました。 町田明広教授は日本近現代史(明治維新史)を専門とし、本学の附属研究機関「日本研究所」の所長も務めています。本書は「幕末維新史への招待」シリーズの第3弾として位置づけられるもので、朝廷・幕府・諸藩の関係が刻一刻と変化した幕末維新期を、全国19藩の動向から描き出したものです。中央政府主導の出来事に注目しがちなこれまでの歴史像に対し、各藩が直面した葛藤や意思決定に光を当てることで、政治史の全体像を立体的に再構築します。こうした地域の視点を重視したアプローチは、今年5月に刊行された『幕末維新史への招待 国際関係編』とも呼応するものであり、国内外の視座を往還しながら明治維新を多角的に読み直す試みです。 プレスリリース(続)はこちら 山川出版社のHPはこちら ご購入はこちら(Amazon.co.jp) *** 目次: はじめに――個別研究の時代から全体を結ぶ「論」の構築へ  町田明広 序章【幕末前史】朝廷・幕府と諸藩の関係史  町田明広 第1部 親藩・譜代大名編 1 章【水戸藩】「尊王攘夷」の虚と実、その光と影  由波俊幸 2 章【尾張藩】「親藩」としての行動を体現した新政府への参加  藤田英昭 3 章【会津藩】朝幕関係の「濾過装置」がもった政治的影響力の実態 白石 烈 4 章【福井藩】近代日本のミドルクラスを醸成した教育改革  熊澤恵里子 5 章【長岡藩】公武合体を見据えた「中立」という選択  小川和也 6 章【彦根藩】井伊直弼の名誉回復を願って結束した中下士層  野田浩子 7 章【加賀藩】徳川家との親疎関係が招いた、一貫した「正義」への誤解  宮下和幸 第2部 西南雄藩編 8 章【芸州藩】薩長と並ぶ倒幕の中心は、なぜ新政府で影を潜めたのか  三宅紹宣 9 章【長州藩】王政復古史観により創られた「過激派」イメージの検証  道迫真吾 10 章【土佐藩】真の主役・山内容堂に光をあててみえてくるもの  家近良樹 11 章【対馬藩】日朝通交と幕末政治史はどうリンクしたのか  松本智也 12 章【福岡藩】藩政を左右した藩主と家臣の複雑な関係性  高山英朗 13 章【佐賀藩】新政府中枢の一角は、ほんとうに倒幕勢力だったのか  大庭裕介 …

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町田明広編『幕末維新史への招待 国際関係編』刊行

日本研究所の町田明広教授が編集した新刊『幕末維新史への招待 国際関係編』が2025年5月20日(火)に刊行されました。町田明広教授の専門は日本近現代史(明治維新史)であり、本学の附属研究機関である日本研究所の所長も務めています。欧米列強や東アジア諸国の動向、さらには福沢諭吉や密航留学生といった人物の視点から幕末・明治維新期を捉え直すことで、従来の日本中心の歴史像に新たな光を当てる一冊です。町田明広教授の卓越した専門知識と研究成果が結集された『幕末維新史への招待 国際関係編』は、歴史に興味をもつ多くの読者に、幕末の複雑な出来事とその影響を理解する手助けとなるでしょう。 プレスリリース:https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/news/424074/ 山川出版社:https://onlineshop.yamakawa.co.jp/product/15252

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2021年3月 日本研究所櫻庭美咲講師が『造形のポエティカ―日本美術史を巡る新たな地平』を刊行しました

2021年3月31日 日本研究所櫻庭美咲講師が共著で執筆した『造形のポエティカ―日本美術史を巡る新たな地平』(佐野みどり先生古稀記念論集刊行会編、青簡舎)が刊行されました。本書は学習院大学の佐野みどり先生の古稀をことほぎ、長きにわたる先生の学恩に報いるために献呈する記念論文集です。佐野先生の御研究に呼応する形で各執筆者が論考を寄せ、佐野先生と執筆者が学術的キャッチボールのような形式をとっています。櫻庭講師は「マイセン製柿右衛門様式磁器写し物にみる異文化受容の特質」について論じています。本書について、詳しくはこちらよりご覧ください。  

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2020年2月 日本研究所町田明広副所長が『新説の日本史』を刊行しました

  2020年2月6日 日本研究所副所長町田明広先生が共著で執筆された『新説の日本史』(SBクリエイティブ)が刊行されました。本書では、古代・中世・近世・近現代と、ぞれぞれの時代において注目を集めている最新の知見をもとに、その事実が歴史の何を変えるのかについて6名の新進気鋭の研究者達が論じています。教科書を書き換えるかもしれない新説がくりひろげられます。本書について、詳しくはこちらよりご覧ください。

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2021年1月 日本研究所町田明広副所長の論文が軍事史学第56巻第3号に掲載されました

2021年1月、日本研究所副所長町田明広先生の論文(査読付)が軍事史学第56巻第3号に掲載されました。 町田先生は「薩摩藩邸焼き討ち事件に関する実証的考察ー「三田品川戦争」への再定義」を執筆されました。 書籍名:軍事史学 第56巻第3号特集 維新の戦乱と江戸平定発売日:2021年1月著者 :軍事史学会編定価 :2200円(税込)ISBN :9784764612235詳細:https://kinseisha.jp/mhsj/1223/

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2020年3月 Asian Philosophical Texts が刊行されました

2018年10月にベルギーで開催された第1回国際会議(神田外語大学日本研究所・ブリュッセル自由大学東アジア研究センター共催)の研究成果報告をまとめた学会報告書ASIAN PHILOSOPHICAL TEXTS が刊行されました。 *** Asian Philosophical Texts – Exploring Hidden Sources Table of Contents Introduction, by Takeshi Morisato and Roman Pașca ESSAYS: “White Horse is Not [a] Horse”: How the Translation Creates the Paradox by Yijing Zhang Philosophy for Children: Globalization and the Translation of a Neo-Confucian Text by Margaret Chu The Holism of Guanxue in …

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2020年2月 日本研究所櫻庭美咲講師によるハインリッヒ・シーボルトコレクションに関する論考がウィーン世界博展示図録に掲載されました

櫻庭美咲講師によるハインリッヒ・シーボルトコレクションの琉球陶器に関する論考がオーストリアのウィーン世界博物館で開催された展覧会の図録Japan zur Meiji-Zeit Die Sammlung Heinrich von Sieboldに掲載されました(2020年2月刊行)。 ハインリッヒ・シーボルトは、幕末にオランダ東インド会社の医師として来日したドイツ人フランツ・フォン・シーボルトの息子です。父と同様に膨大な数の日本民具を中心とする日本関係資料を収集しました。なかでもアイヌや琉球、考古学のコレクションは学術的に高く評価されています。本図録は、日墺修好150周年を記念して開催されたハインリッヒ・コレクションを紹介する大規模な企画展示で、2020年2月より8月までオーストリア、ウィーンにある世界博物館 Weltmuseum にて開催されたものです。展示の概要についてはこちらからご覧ください。Clicke here!

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2019年10月、町田明広准教授著『新説 坂本龍馬』が刊行されました

2019年10月7日、神田外語大学日本研究所所属の町田明広准教授著、最新刊『新説 坂本龍馬』が株式会社集英社インターナショナルより発売されます。本書は、従来の龍馬に関わる数々の通説を検証し直し、過大評価された部分や気づかれていなかった龍馬の功績、行動に焦点を当て、当時の一次史料だけを元に考察した新たな龍馬像を提示します。坂本龍馬の功績を再確認する新説本です。 ◆書籍情報 書 名 新説 坂本龍馬 著 者 町田明広(まちだあきひろ) 発 行 集英社インターナショナル 発売元 同上 体 裁 新書版 272 ページ 価 格 900 円+税(税込 990 円) 発 売 全国書店 発売日 2019 年 10 月 7 日(月) (ISBN:978-4-797-68045-4)

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2019年5月、櫻庭美咲講師共著『中近世陶磁器の考古学 第十巻』が刊行されました

2019年5月25日刊行『中近世陶磁器の考古学 第十巻』(雄山閣)に、本研究所講師櫻庭美咲著論文「神聖ローマ帝国諸侯の磁器陳列室にみる政治性と日本の表象―ブランデンブルク=プロイセンおよびザクセンの事例を中心に―」が掲載されました。本書は、わが国の陶磁史研究の研究者等による学術論集であり、中~近世陶磁器にかかわる最新の研究動向を伝えるものです。本書について、詳しくはこちらよりご覧ください。

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2019年3月、櫻庭美咲講師共著『異文化を伝えた人々 19世紀在外日本コレクション研究の現在』が刊行されました

2019年3月31日刊行『異文化を伝えた人々 19世紀在外日本コレクション研究の現在』(大学共同利用機関法人 人間文化研究機構国立歴史民俗博物館編、臨川書店)に、本研究所講師櫻庭美咲著論文「神聖ローマ帝国諸侯の磁器陳列室―シーボルト・コレクションとの関連をふまえて―」が掲載されました。本書は、国立歴史民俗博物館を中心とする研究チームと在外日本コレクションの調査等に携わってきた国内外の研究者等による学術論集であり、日本文化を伝えた様々な人々と日本コレクション形成の動向、日本文化受容の実像に迫るものです。詳しくはこちらをご覧ください。

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2018年12月、町田明広准教授著『薩長同盟論―幕末史の再構築』が刊行されました

2018年12月13日、日本研究所副所長の町田明広准教授による新著『薩長同盟論―幕末史の再構築』が刊行されました。 文久2年から慶応2年までの4年間、激動の時代における情勢を一次史料から読み解き、幕末史をリアルに再構築して描きだした一冊です。詳細はプレスリリースにてご覧ください。

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2018年11月、櫻庭美咲講師共著『17世紀 オランダ美術と 〈アジア〉』が刊行されました

2018年11月30日刊行『17世紀 オランダ美術と 〈アジア〉』(幸福輝編、中央公論美術出版)に本研究所専任講師櫻庭美咲著論文「オラニエ=ナッソウ家の磁器収集と陳列の諸相」が掲載されました。本書は、本書は、17世紀オランダにおける異文化受容の問題、特にアジア、中でも日本や中国を中心にした東アジアの美術や文化がオランダでどのような意味をもっていたのか、オランダの人々の東方へのまなざしがどのようなものであったのかを探る試みるものです。櫻庭は、本論文によりオランダ発祥とされてきた東洋磁器を用いた磁器陳列室創出の経緯について論じています。詳しくはこちらをご覧ください。  

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