次回開催予定:2025年2月9日、16日、23日
申し込み受付中
*本年の申し込みは締め切りました。コース1は来年、同時期の開催を予定しています。
神田外語大学学習者オートノミー教育研究所(RILAE)は、3回にわたる「学習アドバイザー養成プログラム」のオンライン講座を実施します。この講座は、すでに英語版で実施しているAdvisor Education Program(全5コース)の基礎コース(コース1)を日本語でご提供するものです。
学習者との「対話」を通して、学習者の自律性をうながす学習アドバイジングの手法は、様々な教育現場のみでなく、私たちの日常生活にも大いに活用できます。本講座では、神田外語大学が20年にわたり実践してきた実績と研究をもとに、独自の学習アドバイジング・アプローチをご紹介いたします。
3回の講義では、12のスキルと6つのテクニックなど、すぐに現場で使える知識や技の習得を目指します。学習アドバイジング、コーチングなどにご興味のある方、対話を通して学習者の「やる気」をサポートすることにご関心のある方のご参加、お待ちしております!
◆「学習アドバイザー養成プログラム」概要
【開催日】 2025年2月9日、16日、23日 各回10:30~12:30 講義後1時間程度のディスカッションあり(任意参加) *次回は2025年2月開催を予定
【実施形態】 Zoom
【定 員】 30名(定員をオーバーした場合は抽選)
【参加条件】 教育に携わる教員・職員、学習アドバイジング、コーチング、1対1の対話を通して学習者の自律性を高めることに興味のある方(社会人・院生)が対象。ペアワーク、ディスカッションが中心の講義となりますので、マイクやカメラのご準備をお願いします。また、「オンライン講義を受講するに当たってのルール」への同意をお願いいたします。
【受講料】 33,000円(税込・3日間の受講料、デジタル教材費込み)
* 神田外語グループ関係者 23,000円
【内 容】 「学習アドバイジング」の基本知識と基本スキル:対話を通した自律性の促進
● Week 1:自律性を促すアドバイジングとは
- アドバイジングの定義、心得
- 「聴く」「受け入れる」「共感する」力を養う
- 基本スキル(1)
● Week 2:「対話」から生まれる「学習者の変化」
- 教師から「ラーニング・アドバイザー」へ
- 学習者のメタ認知的意識の変化
- 基本スキル(2)
● Week 3:理論から実践へ
- 学習者の「決意」と「行動」を促す力を養う
- アドバイジング演習
- 12の基本スキルを使った実践トレーニング
【申し込み方法】2024年10月末、受け付け開始予定。
【問い合わせ先】rilae@kuis.ac.jp
【コース概要動画】 (LINK)
【指定図書】
『リフレクティブ・ダイアローグ 学習者オートノミーを育む言語学習アドバイジング』加藤 聡子,ジョー・マイナード 著/義永 美央子,加藤 聡子 監訳(大阪大学出版会、2022)
- 参考図書
- 『英語教師のための 自律学習者育成ガイドブック』 加藤 聡子、山下 尚子 著/ 関屋 康、ジョー・マイナード監修(神田外語大学出版局)
- 『学習意識改革ノート』加藤 聡子,義永 美央子(大阪大学出版会、2024)
*アドバイジングで使用するワークシートを収録しています。
【RILAE認定アドバイザー資格制度について】
RILAEの学習アドバイザー養成プログラムの英語版(Advisor Education Program) は、全5コースから構成され、5コースを終了することによりLearning Advisor Certification(Advanced)が発行され、RILAE認定アドバイザーの資格を取得することができます。また、5つのコースを終了した認定アドバイザーは、その後、Advisor Educator Certificateプログラムを開始することができ、一定の条件およびRILAEのクラス運営などをTA(ティーチングアシスタント)としてサポートすることよにり、RILAE認定アドバイザー教育者(トレーナー)となることができます。
日本語版プログラムでは、コース1、コース2、コース3を終了することにより、アドバイザーとしての基本スキルと知識を習得したと認定し、RILAE認定アドバイザー(日本語版・基礎編)の資格を発行いたします。日本語版認定証は「アドバイザー」としての基本知識とスキルの取得を認定するものです。引き続き、Advisor Educator Certificate(アドバイザー教育者・トレーナー資格)の取得を目指される方は、英語版Course 4およびCourse 5をご受講ください。
【英語版プログラムへの移行に関して】
本コースの内容は、英語版のAdvisor Education ProgramのCourse1に対応しているため、本コース終了後、英語版のプログラムのCourse 2およびそれ以降のコースへ移行することができます。英語版プログラムでは、全5コースを修了することにより、RILAEの認定アドバイザーとしてのCetificateを取得することができます。Course 1はすべてのコース(Course5以外)を受講するための前提条件となるコースです。Course 1を受講後はどの順番で他のコースを受講していただいてもかまいません。日本語コースから英語コースへ移行する際は、Course 1で学んだことに関して、1500ワード程度のペーパーを英語で提出してきただき、英語でのコース参加が可能かの審査をさせていただきます。ご質問がある方は、rilae@kuis.ac.jpまでお願いいたします。
【担当講師】
加藤聡子(Satoko Kato)
神田外語大学学習者オートノミー教育研究所特任准教授。米国コロンビア大学大学院修士課程修了(MA TESOL)、広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了(教育学博士)。学習者オートノミーの育成、アドバイザー養成プログラムの開発、教員教育を専門とする。代表著書に『Reflective Dialogue:Advising in language learning』(Routledge NY)、『英語教師のための自律学習者育成ガイドブック』、『英語学習手帳』(神田外語大学出版局)など。
生方遥(Haruka Ubukata)
神田外語大学セルフアクセスラーニングセンター(SALC)ラーニングアドバイザー。リソースコーディネーターも務める。米国テンプル大学大学院ジャパンキャンパスにて修士号(MSEd in TESOL)取得。日本語学校講師、英会話スクール講師・教室長の経験を持つ。
高田シーナ(Sina Takada)
神田外語大学 Self-Access Learning Center (SALC) ラーニングアドバイザー。神田外語大学大学院にて修士号(MA TESOL)を取得。中学、高校、大学でのアドバイジング経験に加え、英語コーチングスクールでの社会人の英語学習コンサルティングの経験も持つ。